船外機ブラケットの腐食補修|MPX塗装で防食処理

メンテナンス

【今回の作業内容】

今回の船外機整備では、ブラケット部分の腐食が見られたため防食処理を行いました。
ブラケット周辺は海水の影響を受けやすいため、防食と防汚の両方の処理を行っています。
① ブラケット腐食
② 下地処理
③ MPX塗装による防食
④ 使用塗料
⑤ 防食の重要性
⑥ 033防汚塗料

① ブラケット腐食確認、マスキング処理

船外機のブラケット部分は海水の影響を受けやすく、腐食が進みやすい場所です。
ジンク取り付け箇所は、絶対塗装厳禁

ジンク取り付け箇所は、絶対塗装厳禁!
しっかりマスキングします

特に

  • 海水
  • 塗装劣化
  • 電蝕

などの影響でアルミ表面の腐食が進行します。
今回の船外機でもブラケット周辺に塗装剥がれと腐食が見られたため、防食処理を行いました。

(腐食状態の写真)


② 下地処理

塗装前に腐食部分の下地処理作業を行います。

古い塗装や腐食を除去し、塗料が密着しやすい状態に整える作業です。
腐食状態にもよりますが、サンドペーパー(今回は#240)で磨きます。

この工程をしっかり行わないと塗料の密着が悪くなり、塗装が早く剥がれる原因になります。


③ MPX塗装

下地処理作業後、ブラケット部分にMPX塗装を行います。
まずは、下地の塗料(インタープロテクト)
塗料と硬化剤の割合は3:1でよくかき混ぜて刷毛で塗装しました(二回塗り)

インタープロテクト塗装後、Trilax33塗っていきます
こちらは、硬化剤なしの一液タイプ、下記の「最大重ね塗り時間」は必ず守りましょう
接着が悪くなあります。 一日で一気に仕上げるイメージです

気温最低重ね塗り時間最大重ね塗り時間
5°C約10時間約24時間
15°C約5時間約9時間
25°C約3時間約7時間
35°C約1時間約5時間
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INTERNATIONAL(インターナショナル)トライラックス33(MPX)

MPXは防食性能の高い塗料で、船外機周辺や金属部分の補修塗装として使用されることが多い塗料です。
腐食部分を保護し、アルミ素材を海水から守る役割があります。

④ 防汚塗料(シージェット033)塗装

MPX塗装後、仕上げとして**防汚塗料(シージェット033)**を塗装しました。


船底塗料 シージェット 033 中国塗料 2L ブラック シャークホワイト ブルー レッド 黒 白 青 赤 SEAJET033 自己研磨型 船底防汚塗料

船外機ブラケットは水中に入る部分のため、そのままにしておくとフジツボや貝類が付着しやすくなります。そのため、防食塗装の上から防汚塗料を塗ることで付着を防止します。


防食の重要性

船外機周辺は海水や電蝕の影響を受けやすく、腐食が進みやすい部分です。
塗装の剥がれや腐食を放置すると

  • 腐食の進行
  • 強度低下
  • ボルト固着

などの原因になることがあります。

ジンク(アノード)の役割

船外機には**ジンク(犠牲陽極)**と呼ばれる部品が取り付けられています。

約一年使用

ジンクは船外機のアルミ部品の代わりに腐食することで、電蝕から船外機を守る役割があります。
そのため、ジンクは使用していると徐々に溶けて小さくなっていきます。

ジンクが大きく消耗している場合は、防食効果が弱くなるため定期的な交換が必要です。
船外機ブラケットの腐食を防ぐためにも、ジンクの状態を定期的に確認することが重要です。

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